一橋大学

卒業生による一橋ネットワーク構築を目指す“世界の一橋大学”!

 合格者が出るまで(…と言っても2年目には出しましたが)、一番、苦労したのはTOEFLでした。というのも、初めて合格者を出した頃は、今の外国人留学生入試と違い、選考にTOEFLを使う大学自体が珍しかったのです。その結果、TOEFLでクリアさせるのが一番苦労しました。
 TOEELをクリアすれば、後は、努力が物を言います。
 ひたすら日本語と入試対策をして下さい。

 私が上位大学進学の指導をする際に行う授業は、日本人の特別選抜入試、AO入試、及び、国公立大学の後期日程入試対策で実施する授業と同じ授業です。
 それは、日本人入試の小論文対策です。
 もちろん、志望理由書対策等ありますが、まずは、日本人入試と同じ次元での小論文対策を行います。他のページでも書きましたが、代々木ゼミナールの『新小論文ノート 』が良いでしょう。まず、このレベルの大学に合格するには、外国人向けに書かれたテキストでは不十分です。日本人向けに書かれたテキストで、しっかりと『書く内容』の対策を行ってください。
 以前の一橋大学入試では、確か面接試験が実施されていました。また、日本語の試験は、縦書きで書かれた国語型の入試でした。しかし、最近では、傾向が変わってきています。面接試験は無くなり、日本語の試験問題も、横書きの文章題が出題されます。
 授業で対策をしていたのですが、2011年度入試では、その対策授業で行った『コンコルドの誤り』という文章が、そのまま出題されました。これは前述の日本人向け小論文問題集に掲載されている東京大学文科Ⅰ類の後期日程入試で出題された問題です。これと同じ文章が出題されたのですが、問題の中には、外国人入試らしく、漢字の読みとり問題も出題されていました。
 くどいようですが、日本語が出来るのが当たり前で、それ以上に、日本人受験生と同じレベルの読解力、作文力、そして何より思考力が問われる入試になっています。

 特に一橋大学だからというわけではありませんが、このレベルの国公立大学を目指す外国人学生には、『新書 』を読むように指導しています。新書とは、新書判(173×105mm、およびそれに近い判型)の本のことで、様々なテーマの親書があります。試験問題の出題が『新書 』からというものもありますが、それ以前に、『新書 』を読めるだけの日本語力をつけるのと、様々な知識を学習する必要があるのとから、そのように指導しています。

一橋大学の外国人入試対策
 まず、TOEFLで高得点を目指して下さい。
 個別試験対策は、日本人受験生と同じレベルの勉強をして下さい。

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