明海大学の外国人入試対策
文科省・法務省が指定する『進学するには日本語能力試験N2相当（以上）の日本語能力が必要である』という条件、まんまの入試が実施されます。ただし、受験の際、日本語の個別試験を受験するか、或いは、日本留学試験の成績を提出して面接のみの受験をするか選ぶことができるようです。
初めて日本語学校業界に入った時、外国人就学生をこちらの大学へ合格させて大騒ぎ、お祭り騒ぎでした。その、オバサンたちがヒステリックに狂喜する光景を見て、とんでもない業界へ入ってしまったと、恐ろしく感じたものです。
あまりに酷すぎる進学結果について質問すると、これまたヒステリックな返事が返ってきました。
『日本人の入試と外国人の入試は違うの！！』
このように発狂する日本語狂師はウチだけだとばかり思っていましたが、そうではなく、こう考えるのが主流である業界だとすぐにわかりました。別に、このサイトを経由して相談に来る他校の外国人就学生の相談にのるようになってから分かったことではありません。とっくの昔に分かったことです。
この大学の先生が『日本人の学力低下』について話していました。その内容たるや、抱腹絶倒、臍で茶を沸かしてしまうような話でした。
私がいる日本人相手の受験業界では、このレベルの大学はすでに『偏差値算定不可能大学』と呼ばれ、全く学力がないような高校生をどうしても大学に入れたいような時に進学させます。そのような受験生とは、400字の作文で100字を埋めるのが精一杯のような受験生です。親の強い要望や本人の意思によって進学指導をするのですが、そういう学生でも簡単に合格してしまいます。大学側としては、日本人学生が集まらないため、死活問題として、自分の名前が書けさえすれば、足し算すらできないような学生を合格させるのが普通です。
一方、日本語学校での進学指導が失敗し、外国人がビザ目的でこの大学に進学してきます。日本語能力試験で一級をとるどころか、日本留学試験でさえ、日本語で軽く300を超え、総合科目でさえ180を超えるような学生、つまり、外国人留学生の中でも非常に優秀な学生が進学して行きます。
この両者が、同じキャンパスで机を並べているのです。
差は歴然としているでしょう。いや、歴然なんて表現以前に、絶望的な状況が展開されているのです。100字も埋められない、足し算すら怪しい日本人学生と、日本語学校のデタラメな進学指導で落っこちてきた恐ろしく優秀な外国人学生、比べられません。
にもかかわらず、ここの大学の先生は『日本人学生の学力低下がいかに深刻か』を自慢げに語っていました。
受験業界にいる者としてとかいう以前に、１人の日本人として極めて腹が立ちます！
出願の条件として、出席率85％以上と（算定方法までご丁寧に）明記されています。そういう学生が行く大学と言うことでしょう。
明海大学 外国人入試 面接質問集
【経済学部 面接質問】
● なぜこの大学を選びましたか？
● なぜこの学部を選びましたか？
● （新聞を音読させ質問：歯止めが聞く・バブル経済・男女の役割分担・等を質問）
○ 毎日、新聞は読んでいますか？
○ アルバイトとパートは何が違いますか？
◎ 学費は誰が払いますか？
◎ 生活費はどうしますか？
◎ お父さん（学費を払う人）は何をしていますか？
◎ アルバイトをしていますか？
学生メモ
★日本語教師が書いた本に出ている外国人入試パターンの数少ない例です。
★日本語さえできれば、どんな馬鹿でも合格できます。ただし、英語の試験があります。
【不動産学部 面接質問】
● なぜこの大学を選びましたか？
● なぜこの学部を選びましたか？
● （文章を音読させ質問）
○ 日本語のレベルはどうですか？
○ 出席率はどうですか？
◎ 学費は誰が払いますか？
◎ お父さん（学費を払う人）は何をしていますか？
◎ アルバイトをしていますか？
学生メモ
★日本語教師が書いた本に出ている外国人入試パターンの数少ない例です。