武蔵野美術大学の外国人入試対策
日本人は省略して【むさび】と呼んでいます。
いわずもがなでわかると思いますが、この大学の場合、どんなに日本語力があっても、芸術的才能がなければ不合格になります。…って、当り前ですよね?事実、日本語能力の証明は、日本留学試験・日本語200以上、あるいは、日本語能力試験N2以上の合格と、特別高度な日本語能力を求めてはいません。
ポートフォリオの提出を求められ、そのポートフォリオをもとに面接が進みます。そこに書かれている芸術作品について解説を求められるのです。そのため、私の場合、受験生と実際に練習しましたが、その練習も芸術的センスがなければ無理な話です。
これは何も芸術だけではありません。経済だろうが法律だろうが、その手の学部に進学するにはそれらに関する最低限の常識を持っていなければ、面接の良し悪しなど分かるわけないのです。
『モナリザの微笑み』という絵があります。何も知らない人間がボケボケっと見ても何も気がつきません。実は、このモナリザ、顔の半分が真顔で半分が微笑んでいるのです。こう言われてモナリザを見ると違って見えてきます。
面接試験の際、ポートフォリオの説明では、こんな解説をするように指導しました。
日本語の試験、及び、小論文はACE美術大学受験予備校のホームページに出ていますので見てみてください。…あ、日本人の入試と外国人の入試は全く違うと大嘘をつく方は、見ない方がいいでしょう。
また、このような特殊な学部を受験する外国人学生は、まず大学へ行き、教授と知り合いになって、そこに在学する外国人留学生(できれば同国人)を紹介してもらいましょう。そして、その先輩から色々な情報を得るのです。まずこれをしなければ特殊学部の受験は始まりません。
ちょうどオープンキャンパスの季節です。ぜひ参加しましょう。
武蔵野美術大学 外国人入試 面接質問集
【武蔵野美術大学 面接質問】
● 自己紹介して下さい。
● あなたの作品(試験課題、ポトフォリオ)について説明して下さい。
● 将来、何を勉強したいですか?
○ どれくらい日本語を学びましたか?
● 他の大学は受験しましたか?
○ インテリアやリフォームデザイン(専攻)についてどう思いますか?
○ 日本人の知り合いはいますか?
学生メモ
★教授が5人。作品を使ったプレゼン(これは外国人入試です)。