千葉大学

 まず、大学の受験の評価の仕方には2つあります。相対評価と絶対評価です。
 相対評価と言うのは、点数を計算し、相対的な順位を決定し、その上位何名かを合格させる方法です。それに対し、絶対評価とは、その受験者個人が合格させるにふさわしいか否かを判定する入試です。建前的には、学科試験で合否判定を行う一般入試を相対評価、面接・小論文で判定する特別選抜入試を絶対評価としています。
 さて、この千葉大学ですが、外国人入試の文系学部に関して言うと、きれいにこの2つに分けられます。ひとつは、埼玉大学のような合否判定で、面接・小論文、全てを点数化して順位をつけ、上位数名を合格させる相対評価入試です。そして、もうひとつが千葉大学のような合否判定で、面接重視、成績第二の絶対評価入試です。
 もちろん大学の合否判定は非公開が原則ですので、この手の情報で確証を得ることはできませんが、伝聞と受験生の動向から判定しても間違いないでしょう。
 ぶっちゃけて言うと、千葉大学の場合、「なぜ彼が?」ばかりの合否結果となり、埼玉大学の場合は、本当に学業優秀な学生しか合格しませんでした。
 そこで対策です。
 まず、関東圏に住む外国人就学生たちは「安いから。」という理由でこの2つの大学に集中志願します。ある年度に千葉大学を受験した学生の話しでは「20,000人も受験した。」と言っていました。20,000人も外国人がいるのか?と聞きたくなりましたが、それくらい多かったということでしょう。
 ですのでズバリ!
 これらの大学を一発勝負で受験するのは自殺行為です。
 他の大学へ合格しても行かない、とか、専門学校なんか絶対嫌だ、とか、受験生は必ず言いますが、自分の立場をよく考えて下さい。皆さんは外国人就学生なのです。日本にいられるビザは2年です。2年目に受験し、不合格になったらビザ更新できないんですよ!!資格変更、または、帰国しかないんです。第3の選択、不法滞在は犯罪です。
 一発勝負に失敗して、どうしても日本に残りたくてイカサマブローカーに高い金を払ってビザをもらおうとする。ところが、それが詐欺で泣き寝入り。テレビの世界のような話が現実として沢山あるのです。これらの大学を受験する前にビザの問題を確保して下さい。不合格になったら帰る、と言うなら、絶対に帰ってください。
 千葉大学を受ける学生は、非常に運に左右されます。
 正直、差別じゃないですが、男性は不利です。
 何で?
 昨今の外国人犯罪のせいで、日本では外国人に対し良くない印象があります。
 さぁ、想像しましょう。一見、小学生かと間違えるような幼いルックスの純情な女学生受験者と、体格の良いガッシリとした大柄なフットボール選手のような外国人男性と、成績がほとんど同じで、2人が同時に面接したらどちらを合格させますか?
 差別?
 いや、人情でしょう。
 もちろん絶対評価と言えども成績は重要です。それに志願者が集中しますから、非常に高い倍率になります。つまり、大学側は落とす理由を探すのです。
 よくよく考えて出願しましょう。

千葉大学の外国人入試対策
 日本語学校で日本語能力をつけるのは、この大学の入試では、当たり前すぎる条件です。
 日本語能力以上に、人柄を磨き、将来の目的意識を付けて下さい。

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